不動産売却の時には、スムーズ行えるかどうかという心配が、最も多い悩みの一つです。
物件にもよりますが、売却期間が通常よりも長く掛かったり、売り出す前に時間がかかるものは確かにあります。
その時に、売主様から一番多い悩みとして、「売却を頼んでいるけど、何も音沙汰がないので、どうなっているのか分からない。」という声をよく耳にします。
複数の不動産会社へ依頼する一般媒介であれば、報告義務はなく、定期報告は通常ありません。
それとは逆に、専属専任媒介契約、専任媒介契約であれば、依頼者に対して定期的な報告義務があります。
専属専任媒介では一週間に一度、専任媒介では二週間に一度、メールや書面にて状況報告が義務づけられています。
しかし、賃貸や管理などもしている不動産会社では、日々の仕事追われて報告を怠ってしまうケースがあります。
なぜ売れないのかは、依頼している不動産会社が把握していますが、報告がないことには売主様が判断することができません。
依頼する前には、業務報告を必ず行ってもられるかどうかを確認することが大切です。
専属や専任媒介にも関わらず、業務報告もなく、1年以上も不動産会社から何も連絡がないという事例もありました。
不動産売却前には、媒介契約の説明の中で、どのような形式で業務報告してもらえるかを必ずチェックしておくようにして下さい。